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ハムナプトラ2 黄金のピラミッド評論(15)
「ハムナプトラ」シリーズ第2作。
「日曜洋画劇場」で鑑賞。
地上波放送される度に観ていました(笑)
タイトルは便宜上「ハムナプトラ」となっていますが、本作では主な舞台では無いのであしからず(笑)
再び蘇ったイムホテップと相まみえることになってしまったリック・オコーネル。「またかよ!」…みたいな(笑)
全く衰えていない射撃術と腕っ節で、攫われた息子のアレックスを救出するために愛妻エヴリンと共に大奮闘!
そんな夫婦の会話のひとコマ…「世界が破滅するんだろ?」「どうして分かったの?」「だいたいそうなる」(笑)
約5000年前にスコーピオン・キングが自らの命と引き換えに率いた“アヌビスの軍隊”を巡る争奪戦が本作の肝。
アム・シェアーの聖なる泉に建つ黄金のピラミッドに眠るスコーピオン・キングを倒せば、その軍隊を掌握することができ、世界征服なんてお手のものになる…。えらいこっちゃ!
イムホテップの企みを阻止するためには、彼より先にリックがスコーピオン・キングを倒すしかない。…あれれ、つまりは双方とも“スコーピオン・キングを倒す”という目的だけを見れば利害が一致している…? というわけでまさかの共同戦線(?)的な雰囲気になってしまうのが面白かったです(笑)
本作でも大迫力のVFXがこれでもかと炸裂! 中でも、冒頭のロンドンの二階建てバスでの激闘とクライマックスの死闘が胸熱の極みでした。
【余談】
ケンタウロス・サソリ(?)みたいになってしまったロック様、もといスコーピオン・キングはもはや怪獣でした(笑)
感想は全作と同様で、同じコメントでも何の問題もない感じです。強いと言えば、子役の子が可愛らしく、とても良いアクセントになっていました。
唯一疑問なのが、敵役のアナクスナムンとイムホテップの関係。かなりブレていませんか?物語の始まりが忘れ去られているようで、かなり不快です。
この不快さを、子役の可愛らしさで相殺した評価です。
エジプト、旅してみたいなぁ~。
ただただ残念なのはヒロイン、エヴリンのスーパーマン化。一作目のような綾瀬はるか風の天然の魅力がなくなってしまった。子どもまでいて萎えたのかも、男って勝手なもんです。第三作はヒロイン交代のようですね、さあどうなる?
今作の見所はミイラから逃れるシーン。大英博物館があんなやばい所とは知らなかった(笑)ピグミーミイラも可愛いやら恐ろしいやら。
どことなく憎めぬ少年の世話役とイムホテップに哀愁が漂います。
前作と続けて見たからか、やや飽きた感がありましたが、エンディングは印象に残るとても良いものでした。
三作目はやや間を置いて鑑賞することとしよう。