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波の塔 プロット 日本 10月30日 1960 台灣上映
太陽の塔 プロット 日本 09月29日 2018 台灣上映
硝子の塔 プロット アメリカ 10月30日 1993 台灣上映
島守の塔 プロット 日本 07月22日 2022 台灣上映
死亡の塔 プロット 香港 07月14日 2023 台灣上映
海の上のピアニスト プロット イタリア・アメリカ合作 08月21日 2020 台灣上映
塔の上のラプンツェル評論(20)
久しぶりに満点をあげられる映画でした。
そのままディズニーランドのアトラクションにできる作りになっています。
平日なのに、子供がたくさん来ていて満席状態。
しかし、私が観たかぎり、「親による子供の虐待」が影のテーマに据えられていると感じました。
このまま「背面交流」の教科書としてでも使える作りになっています。
だから、シナリオライターは絶対に心理学を学んでいるに違いないと感じた次第です。
親から子供へ、暴力のかけらも見当たらない映画ですが、しかしこれは虐待がテーマ。
なので、虐待されて育った過去を持つ大人にとっては、せっかく忘れていた過去を記憶の底から賦活させられて、大変辛い思いをするかも知れません。
もちろん気がつかずに涙を流してカタルシスを感じるだけかも知れませんが。
まず、ラプンツェルの育ての親ゴーテルですが、映画館で初鑑賞したときは、なんだかんだそれなりにラプンツェルをいい子に育てたゴーテルに、ラプンツェルが踵を返して敵対する場面がちょっと納得いきませんでしたが、ラプンツェル ザ・シリーズで、ゴーテルが自分の若さと美のためだけにラプンツェルをさらい、追っ手から逃れるために実の子まで捨てたということが語られました。
ゴーテルはただただ自己中心的なサイコパスで、合理的で利己的な判断からラプンツェルを飼い殺しにしていたいたんですねえ。
ラプンツェルは、母として愛してくれていたと信じていたゴーテルの、底深い悪の本意に気づいてしまったんですねえ。
そして実は忠告を受けていたにもかかわらず、王妃のために太陽のしずくの花を使ってしまったフレデリック国王の自責の念を感じさせる表情。
まだお互いの深い運命を知らないのに、運命的に出会い惹かれあっていくラプンツェルとユージーン・・・。
後に次期女王としての自覚と責任感を持ち強くたくましい女性へと成長するラプンツェルの初々しくも強さを感じさせる姿。
若いころからの仲間でありライバルであるスタビントン兄弟との関係。
ラプンツェル ザ・シリーズ鑑賞後に再び観ることで、まるでスター・ウォーズのepⅠ~Ⅲ後に再びepⅣ~Ⅵを観るような楽しみ方ができてよかったです。
金曜ロードショーで何回かやってるのを見たことはあるのですが、全部見たことはありませんでした。
なので、金曜ロードショーで全部見られてよかったです!
すごいざっくりした説明ですが、ずっと塔の中で生活してきたラプンツェルが外に初めて出るお話です。
ディズニー映画は歌多めでミュージカルのようです!
終盤のランプのシーンが幻想的でとても綺麗でした!
個人的にラプンツェルの髪切った後の髪型か好きです(笑)。
この時期、コロナによる自粛状態でちょうど塔の中に閉じ込められて生きてきているラプンツェルのような状態といえるかもしれないです。
外に出られる日までラプンツェルのように外の世界を本を通して知ったり、お絵かきして自分の感性を高めたりすることも悪くないかもしれません。
18年間を共にした育ての親をバッサリと切り捨てて産みの親を選んだことに違和感を感じざるを得なかった。
監禁されていたわけでもなく、娯楽なども与えながら育ててくれた人物に対しての態度としては非常過ぎるのでは…。
あそこまでラプンツェルが純真に育ったのは、ゴーテルのお陰でもあるのに、その恩をすべて忘れて男を選んだことが腑に落ちなかった。
ゴーテルの下り以外は楽しめただけに惜しい作品。