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最後の楽園 プロット イタリア 07月26日 1958 台灣上映
楽園(2000) プロット 日本 06月17日 2000 台灣上映
楽園(2009) プロット 韓国・日本合作 05月29日 2010 台灣上映
我が家の楽園 プロット アメリカ 04月01日 1939 台灣上映
ジャマイカ 楽園の真実 プロット アメリカ 07月16日 2005 台灣上映
私の小さな楽園 プロット ブラジル 12月13日 2003 台灣上映
楽園の瑕評論(1)
何かを忘れようとすればするほど、その記憶は強く心にに残る。
何かを失わなければならないなら、心にしっかりとそれを刻みつけることだ。
女がくれた不思議な酒、魔法の酒でで全て忘れてしまおう。過去の瑕も執着も。
武侠映画がベースとしてあるのだけど、アクションだけではないんだなあ。
ウォン・カーワイが描くとただ、かっこいいだけの闘いの話にはならない。人の感情が絡み合ってものすごくウエットになる。
人が人を思い続けること、
裏を返せば執着。
女たちはみな、恋人や弟や夫などなど相手は違えど誰かを愛するが故に執着している。執着が実ったのはジャッキー・チョン演じる裸足の剣士を追いかけてきた妻だけだ。
鼻歌を歌いながらお粥を食べさせるシーンが微笑ましい。
素直な剣士はとってもいい人だ。
トニー・レオンが演じる盲目の剣士の戦に行く前の卵娘への衝動的なキスとその後の死闘は見所だった。もう一度、桃を見せてあげたかった。
結果的に郷里には桃はなく桃は妻の名前だったのだけど。
愛してるの言葉に憧れても、永遠の愛などなく全ては移ろいゆく。
昔に戻りたいと過去に執着していても、報われずに死んで行った兄嫁のマギー・チャン。赤い服でアップで撮影されたシーンがとても美しい。
何もかも忘れたっていいのかもしれない。桃の花が好きな事以外は。