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アントマン評論(20)
いつもマーベル作品を楽しみに見るのですが今回はちょっと期待しすぎました。
話は面白いのですが、筋が通っていないというか、内容が薄いというか…
なので☆マイナス2で3です、、、
珍しい経歴を持った異色の世界最小ヒーロー。
小さな世界の激しいバトルも
原寸大ではショボい出来事な描写がとても面白い。
・自分の為に戦うんじゃない。
娘を救うために戦え。
・ヒドラの残党
・ルイスの早セリフ
・跳ぶ、ぶら下がる、壁をのぼる←この意味
エンドロール後
ワスプのスーツ
ファルコンがキャプテンにアントマンの存在を教える
「私の作品を書き換えても良いが、ファミリードラマにするのだけは絶対にやめてくれ」
という。
この作品は主人公の事情、仲間の事情、そして敵の事情と3重構造になっているが、そのうちの二つがファミリードラマになっている。しかも両親が離婚しているとか本当に映画の中で何十回も見させられた設定がまたここでも出てきてうんざりした。これは失敗したくない映画会社のビジネス的な戦略だと思うが本当にやめていただきたい。
ストーリーは勧善懲悪コメディで上手くかけていて面白いと思う。特にトーマスの「ポー」が笑えた。
実は続編であるアントマンアンドワスプを先に見ていた。 はっきり言ってアントマンワスプの方が面白いと思う。先に見といて幸運だった。
MCUのフェイズ2ラストを飾る本作、普通に考えれば『アベンジャーズ』〆で良い気がするし、でなくてもアイアンマンなりキャップなり人口に膾炙しているヒーローを持ってくれば良いんじゃないかなぁと思っていたのだが…いや、アントマン、すげぇわ(笑)
『小さくなれる』という一見地味な、そして映像的に処理しづらいと思われる能力を縦横に使ったアクションは息を忘れて酸欠になるくらい(笑)楽しかったし、表現としても興味深かった。考え抜いてシーンとアクションを考えている感が嬉しい。
もちろんMCUのお約束である、他作品との繋がりを感じさせる描写も健在。
自然に各作品の時系列が判るのはホント凄いよなー
あと、『小さくなれる』ヒーローである以上、虫の描写がどうなるかが(個人的に大の苦手の為…)戦々恐々としていたのだが、安易なディフォルメにも逃げず、かといってリアルな気持ち悪さを極力排した良い加減の描写になっていたと思う。
いや、個人的には本当に虫はダメなのだが、軽く「ぞわっ」と来たシーンはあったものの、まあ許容範囲だと思う。
やっぱりMCUは完走がおススメですな!