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スティーブン・キング スリープウォーカーズ評論(4)
何処か異様な雰囲気漂う。
そう、彼らは人間ではなかった。
若い少女の精気を糧とする吸血鬼ならぬ吸精鬼、スリープウォーカーだった…!
スティーヴン・キングが脚本を担当した1992年の作品。
もし、“スティーヴン・キング”の名が無かったら完全スルーしていただろう。
…ってくらいの、ツッコミ所満載の怪作B級ホラー。
えっとね、まず、若い少女の精気を糧としている…って、もはや変態怪物母子。
時折、正体も見せる。
人間と猫と爬虫類をミックスしたような不気味なその姿。
が、CGや特殊メイクがかなりチープ…。
猫が主体の一つの筈なのに、何故か猫が天敵。何故!?
狙われた一人の少女。
一応恐怖の大ピンチなのだが、怖さは皆無、それ所か、チョイグロのブラック・コメディ。
息子は撃退出来ても、ビ○チな母親は強し。
果たして、この化け物を倒す事は出来るのか…!?
ラストは完全にバトル・モンスターホラー。
B級作品好きのキングのB級心が爆発したような本作。
これもこれでキングらしいっちゃあキングらしいのだが、まあ凡作であった。