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大海原を行く渡り鳥 プロット 日本 04月29日 1961 台灣上映
花の渡り鳥 プロット 日本 01月03日 1956 台灣上映
赤い夕陽の渡り鳥 プロット 日本 07月01日 1960 台灣上映
金髪の草原 プロット 日本 09月09日 2000 台灣上映
草原の輝き プロット アメリカ 11月17日 1961 台灣上映
綱渡りの男 プロット アメリカ 11月18日 1953 台灣上映
大草原の渡り鳥評論(1)
この作品は、アイヌの人達を悪者が西部劇のインディアンに見立てた、原住民追い立てのシナリオや、アイヌ部落の焼き討ちなど、差別表現に満ちた作品であったためと、中曽根康弘というしょうもない総理大臣がアイヌの存在を無いものにしようとした発言以来、テレビでの放映もできない期間があったことは、悲しいことであった。浮沈空母発言でレーガンのご機嫌をとり、みずからの政治生命と引換に国有財産を多数放棄した愚行は、バブルつぶしの宮澤喜一、アメリカのポチ小泉純一郎、亡国の引き金を弾き掛けている安倍晋三と並ぶ、悪人たちが大手を振って跋扈する情けない日本になってしまった。もう一度あの頃のような、上り坂の日本にするためには、どうしたら良いのかを本気で考える時期がきているのだろう。そういう意味で55年前の映画を観ると、少しは元気になれる人がいるのかもしれないね。相変わらず白木まりさんのキャラが、冴え渡る名作であります。今回はアイヌの娘セトナ。シリーズの中での彼女の踊りと役柄は、アキラも、ルリ子も霞んでしまうくらいの強烈な演技表現でした。で、やっぱり脇役の立ち位置がはっきりしていてわかりやすいところが素晴らしい。これが日活という会社の取り柄でしたね。