「山形県住みます芸人」として活動するお笑いコンビ「ソラシド」の本坊元児による著書「脱・東京芸人
都会を捨てて見えてきたもの」をもとに撮影したドキュメンタリー。大阪で10年、東京で8年活動を続けるも売れることがなかったソラシド本坊は、2018年秋に山形県に移住し「山形県住みます芸人」として活動を始める。当初はテレビやイベントの仕事が舞い込み順調かと思われていたが、2020年のコロナ禍をきっかけに仕事は激減し、アルバイトも打ち切られてしまう。生きるために自給自足しようと考えた本坊は、趣味の三線を通じて知り合った地元住民・茂さんから、西川町にある畑つきの古民家を月100円の家賃で借りて独学で農業に挑戦することになる。本坊のYouTube映像や、BSよしもとの番組「チーキーズ a GoGo!」で密着した映像、さらにリアルな私生活の様子など、原作本では描き切れなかった1000日間の記録を通し、お笑いと農業に向き合いながら小さな幸せを見つけていく本坊の姿を映し出す。
脱・東京芸人評論(0)