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TAJOMARU評論(20)
小栗旬とやべきょうすけに並ばれると、
どうしてもクローズZEROコンビに見えてしまうが^^;
勢い的にはそれと同様、いかにも現代版?化した
オリジナルの異色時代劇という感じで面白かった。
確かに芥川龍之介の短編「藪の中」に登場する盗賊・
多襄丸が主人公ではあるが、まったく別の話であり、
所々被るシーンもあれど、意外な展開を見せている。
まぁ…小栗くんファンは必見?であろう作品^^;
だが他にも、松方弘樹・萩原健一などのベテラン勢、
新人・柴本幸が見事な演技を魅せるのにけっこう驚く。
兄弟同然同士のケンカ(いや、復讐劇か)になるのが
やはりクローズZERO時代劇版?という感じで、
良くも悪くもスタイリッシュで見せ場の多い映像美、
その分ややぼやけたテーマと冗長な台詞回しも多い。
真剣に観ようとすると、穴を掴まされる作品かも…。
あぁ…でも、時代が時代とはいえ殺生な時世である。
自分が誰の立場でも辛い…悪党は悪党のまま?か。
お坊っちゃま育ちが災いして?兄弟はあんな目に、
そして将軍に気に入られた養子は…ああなるのか?
姫の立場も…時代が時代だと、ああなるわけか…。
いちばんおバカに見えたやべきょうすけが、その
真実を語り出すシーンは(分かってはいても)ツライ。
それを聞いた多襄丸が目薬を使い(嘘です)泣くのだ。
あのシーンは良かったなぁ…。
まぁしかし…。
後半は最終対決シーンとラブ時代劇が交差して^^;
ラストもあれあれ~?という簡潔さではある。
小栗旬をアイドルとして描くか、演技派として描くか、
どっちつかずで両方を盛り込もうとした結果である。
目の付けどころはいいので、ある意味勿体ない作品。
でも個人的には、面白かったのだ(^^)v
(松方弘樹と萩原健一はエロ大将役が天下一品です)
黒澤明の無敵の傑作『羅生門』に惚れ込んだ者ならソッポを向いてしまいそうな所だが、そんな人がいる事は監督だって百も承知。全く異なる展開で楽しませてくれる。
監督は小栗旬出演の舞台を観て彼を起用したそうだが、成程、物語の構成や人物配置はまるでシェイクスピア悲劇。小栗は欲に駆られた者共の泥仕合に巻き込まれてもがく、純真な男の役だ。黒澤やシェイクスピア作品ほどの“深み”は臨めないが、練られた展開と派手な立ち回りで見応えはなかなかのもの。若手の多起用やスケールの乏しさによる“軽さ”も、萩原健一や松方弘樹の圧倒的な貫禄でどうにかカバーしている。
だが欠点はある。
多襄丸一味の義賊っぷりは陳腐すぎる上、その後の展開を思えば描き込み不足。お白州のシーンも冗長だったり、全体的にテンポが悪い。何より音楽の安っぽさは問題で、洋楽の起用なんてあまりに安直だ。
肝心の小栗旬も、感情の昂ぶるシーンはなかなかだが、“静”の演技にまるきり説得力が無いのが惜しい。
とまあクドクド書いちゃったが、毛嫌いして見逃すには勿体無い、なかなかの野心作かと。小栗ファンならランク+1ですかね。
真義を伝えTAJOMARUとして生きることを選んだ男の様を描いた物語です。最初は、どうなるのかとハラハラしたけれど、次第に物語に引き込まれて主人公と共に最悪の境地に!
出演しているキャスティング素晴らしく小栗旬、綾野剛、田中圭、松方弘樹、ショーケンなど凄いです。
#TAJOMARU 鑑賞
#小栗旬 はかっこいい
#田中圭 はこの当時は悪役が多かったな
#柴本幸 は最近見ないな
#やべきょうすけ は #ウシジマくん の #柄崎 にしか見えない!