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ボルト評論(20)
まずボルト、撮影所で、自分のことをスーパーヒーロー犬だと思いこむように育てられた犬。
アクシデントで、外に出てしまい、撮影所に戻れなくなる。
もちろん現実にはスーパーヒーロー犬ではないので、勘違いからいろんなトラブルを起こし、だんだん自分でも、スーパーヒーロー犬でなかったことに気づき始める。(こういうことって、まったくの作り話でもなくて、現実社会でもあるような気がした。大企業を辞めて独立した人とか、通用しなくなったプロ野球選手、売れなくなったアイドルとか・・。)
最後には、すべてがウソだったと気づくんだけど、ベニー(飼い主)の愛情だけは信じていて、それが再びボルトを現実のヒーロー犬にしていく。
そしてボルトの勘違いで、行動をともにすることになった、野良猫のミトンズ。
心に傷をおっていて、何も信じていない。
でもボルトのヒーロー的行動に、だんだん惹かれるようになり、ボルトの自分探しを手伝ったりするようになる。
そしてハムスターのライノ。
テレビのボルトに憧れているヒーローおたく。頼んでもいないのに、ボルトにくっついてくる。
とぼけたキャラクターで、全部知っててやっているのか、認めようとしないだけなのか、現実を見ても頭の中のボルトのイメージを絶対変えず、テレビのまねをする。
でも、最後の方の「みんなヒーローが必要なんだ、どんなに勝ち目がなさそうでも正しいことをするやつが・・・」の台詞には感動させてもらいました。
この映画は、アニメでなく実写で撮ったとしても、十分面白い作品になると思います。
もしかしたらまだアニメをばかにしている人がいるかもしれないけど、そういう人にも見てもらいたいと思いました。
今回はまさか、ボルト役がジョン・トラボルタだとは・・・・知らなかった!見終わって初めて「あ!!」・・・・さすが、ジョン・トラボルタ
ディズニーなだけに起承転結がはっきりしていて見やすいです。
裏切られないのがいいですね。