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03月16日 台灣上映
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03月22日 台灣上映
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プロット
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03月22日 台灣上映
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アーマード 武装地帯評論(18)
物語は、前半と後半でがらりと様相が変わります。信じがたいほどに。犯罪アクションにアクシデントはつきものです。そうでなければ話は面白く転がっていきません。だけれど、本作の展開は本当に予想外でした。
舞台は、伝説の警備員が起こした警備会社の現金輸送チームのお話し。冒頭いきなり現金輸送車が襲われるドキッとさせるシーンからはじまります。実は、これは訓練でした。 そして、このチームが使用しているのが完全防備の装甲輸送車であることがポイント。この設定は、後半の展開に重要になってきます。プロローグでは、そのさわりとして、いかにこの輸送車を襲うことが困難かを見せつけました。
この訓練では、鉄壁のチームワークと信頼し合った男たちが描かれます。面倒見のいいリーダー格のマイク、銃マニアのペインズ、物静かなクインなど、ひとくせあっても根は良さそうな男たちばかりです。
事務所に戻ってから、男たちはイラク帰還兵でもある新入りのタイを仲間として迎えます。ほのぼのとした男たちの情景が続いたので、ついウトウトしました。
ところが、会社に全面的に忠誠を尽くしていたはずのチームの男たちは、一攫千金を狙って、自ら運ぶ現金4200万ドルの強奪を計画をしてからは、話が一変していきます。
なにしろ現金輸送専門のプロであるし、裏事情を知り尽くしているスタッフばかりだけに、強奪はとんとん拍子にいくように思えました。
余りの激変ぶりに唖然(納得できず)とさせられつつも、物語はここからが本題に。金のために我を失ってしまった仲間を横目に、タイはたったひとり反抗します。自ら鉄壁の装甲車に立てこもり、脱出のチャンスを伺うのです。
でも、あのほのぼのとした仲間同士が、いくら金に目が眩んだとは言え、手のひらを返したように、殺し合うほどの仁義なき攻防を繰り広げてしまうものかどうか、今でも納得できません。
ところで孤立したタイは、無線や携帯を使えば、すぐに警察の救援を呼べるのになぜと疑問を持たれるでしょう。彼らが犯行に選んだ場所は、倒産した鉄鋼工場の中だったのです。どうも鉄鋼場の中は、電波障害が起こって入りにくいようなのです。着眼点が、グッドアイデアだと感心しました。
完全武装した6人の男達に囲まれて、さらに輸送車の弱点である扉のかんぬきを力任せで落とされつつあったクライシスな状況で、タイは脱出のきっかけすら全くないと思うほど完全包囲されていました。
けれどもタイが鳴らした警報を聞いた警官が、立てこもる廃工場に立ち寄って男達に、職務質問したことから、状況が変わっていきます。
犯行がバレそうになって、男たちはつい警官を撃ってしまいます。瀕死の警官を警備車内に引っ張り込むタイの機転ある行動が小気味よかったです。そして警官から警察無線を入手したことが、タイの活路を開きます。
屋上の電波が届くところまで駆け上がるのはいいとして、何でまた輸送車に戻る必要があったのか理解できません。
その後警官を担いで脱出を試みようとしますが、そんな危険を冒すよりも、屋上からそのまま屋外に止めてあったパトカーまで直行した方がも、安全に逃げられるのにです。
それと、欲を言えば、タイがなぜ仲間に刃向かい続けたのかについて、もう一ひねりが欲しかったです。きっかけは人命を傷つけたくないという正義感からだったにしても、もっとイラクでのトラウマが被っていったらよりドラマとして深くなったのないかと残念に思います
戦いのスリル感や駆け引きの面白さは、充分に堪能されてくれると思いますよ。
結局見回りに来た警察官を助けたことから、タイはいい者になっちゃった!?
仲間はみんな死にタイだけ残り、警官の話からタイは感謝状を贈られるってことになったみたいだけど、警官は本当の今回の計画には気付いてないんですよね~ぇ。
ただ自分が負傷した時に助けてくれた、唯一の一人としてしか見ていないわけで.................。
タイも弟のために、みんながそう勘違いしてるなら..............ってとこなんでしょうか???
ズルイといえばズルイ!!
でも1時間27分あっという間でした。いい意味で長かった気がします。
現金輸送車の警備員が、何やってんだ~って感じだったけど、結構ドキドキで面白かったです。
まず、主人公は一緒に盗もうとしてたのに急に仲間を裏切って謎の正義感!
そのせいで警察官重傷。
そして唯一の仲間っぽい同僚に無茶なお願いをするが、同僚死亡。
別の同僚に目を覚まさせようといい方へ説得するが、これまた死亡。
挙げ句の果てには、爆破して同僚を殺害。
なんだか主人公が一番の悪に見えました。
つっこみ所が満載すぎて見てて笑っちゃいます…
せめて盗みが成功して、それからトラブルが発生していくストーリー展開の方が楽しめそうでした。
本作の脚本は6000本の中から選ばれたとの事だが、密室型サスペンスとしての面白さもさることながら、主人公らの動機に社会的なテーマを上手く絡めた辺りが評価されたのかもしれない。
主人公はイラク帰還兵だ。
イラク戦争で国の為に命を懸け、勲章まで貰った男が、帰国した途端に家を差し押さえられるというふざけた現実。
奪う金は家を差し押さえまくって金儲けをしている銀行の金(M・ムーアの『キャピタリズム』を観といて良かった)。
誰だって思うだろう。
「奪って何が悪い?」と。
「誰が俺を責められる?」と。
導入部は見事。
また、一向に進まない犯罪計画(特にトラックの扉を外す作業)に苛立ちが募り、段々と仲間への不信感が増してゆく描写にもなかなか説得力がある。
中盤と終盤の、トラックを使ったアクションシーンも重量感たっぷりで迫力十分。
エンディングを不満に思う人もいるだろうけど、個人的には好きかな。現状は打破できず、先は暗いままだが、どこか清々しい。
しかし、M・ディロン、C・ショート、L・フィッシュバーンを除いた警備員達の個性が薄いのは非常に残念。
それぞれが何を背負って犯罪に荷担したかをもう少し描けば、その後の仲間同士の裏切り合いにも納得できたと思うのだが。
信仰に篤い警備員なんて、まだまだ面白くなりそうなキャラなのになぁ。ジャン・レノの役も別に彼が演じなくても良い役だし。
あと脚本の欠点でいえば『GPS付きの輸送車なら怪しい動きはすぐバレるのでは』という他のレビュアーさんの指摘を読んで「あ。」と汗をかいたが、ま、それは気付かなかったからいいや(笑)。
サスペンス要素もアクション要素も抜群ではないが決して悪くはなく、しっかり楽しめる。何よりこの映画の登場人物達にシンパシーを抱いてしまった。
途中から犯罪計画を防ごうとする主人公に対して「アンタがいなけりゃ丸く収まったのに」とイライラした僕はきっとダメ人間。
だが八方塞がりの男達に同情を抱いたのは僕だけじゃないと思いたい。
最後、『お前を大切に思っていたのに』と言いたげに主人公を睨み付けるM・ディロンの眼が、泣きたくなるほど哀しい。
<2010/3/28鑑賞>
それでも現金の誘惑に勝てずどんどん深みにはまっていく。
悪を突き進む人、良心の呵責に耐えかね自分が壊れる人、そして抜け出そうとする人。
一番お金が必要そうなタイが止める人となった事がこの映画のポイントなのかな??
全体的には豪華キャストなのになんか物足りない感じ。