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居酒屋(1956) プロット フランス 10月18日 1956 台灣上映
居酒屋ゆうれい プロット 日本 10月29日 1994 台灣上映
新 居酒屋ゆうれい プロット 日本 09月28日 1996 台灣上映
中村屋酒店の兄弟 プロット 日本 11月21日 2020 台灣上映
オーメン 予兆 プロット タイ 01月01日 1900 台灣上映
小三治 プロット 日本 02月21日 2009 台灣上映
居酒屋兆治評論(15)
大原麗子のやばさは倍増!倍々増!!倍々々増!!!していく。
こんな女優いたんだね。だったんだね。
「すこし愛して、ながーく愛して」という声が忘れられないという人は多いけど、この映画見るたびに、彼女の声が・・・・。哀しさ、人恋しさ、寂しさ・・・これは辛いよね。
そして最後の健さんの献杯シーン。
あぁ、久々に涙腺が緩んでしまった。
ホントに大原麗子やばい!
#この間のテレビ版とは、やはり比べ物にならないかな。
なお、健さんと大原麗子のコンビ「チロルの挽歌」もオススメしたい。
ただただ傍観していた。
脚本も色んなトコに飛んでくし、登場人物も濃い。
割には…どうという事はないお話。
物語とも呼ばない、とある時間を断続的に見ていく。
ダルい映画だな。
そう思ってた。
最後の台詞を聞くまでは。
「元気だしていこうぜ…押忍」
その一言を聞いた時に、このダルい映画の中に生きてる不器用で不恰好な人物たちが自分達の片割れなんだと思えた。
定年を迎えた後にみると、また違う感想を持つのかなとも思える。
…にしても、我慢を美徳とする慣習は高倉健さんから世襲されているのかと思うほどで、他国ではマネ出来ないヒーロー像でもあるなあと、考えたりする。
それほど耐え忍ぶ姿が絵になる。
後は…当時の女優さんというか、美形と称される人は奇跡の産物ではないのかと思えるほど美しい。
その他大勢の中に紛れている大原麗子さんの神々しいまでの美しさったらない!
上司からのリストラ指示に嫌気がさして大手造船所を辞めた健さんが、居酒屋稼業に入り、軌道乗り始めた頃、昔の彼女の大原麗子から連絡が・・
大原麗子の元彼女は、結婚して子供もいるが、健さんが忘れられずにいる。
しかも少し心を病んでいる雰囲気も漂わせる。
突然健さん店に現れて、思い詰めた様子で恨めしそうに「あなたが悪いのよ〜」と一言!ちょっと怖いよ。
この映画の背景に流れる曲が、カラオケや店舗の有線から無造作に選んでいるのか、麗子が病気で吐血しながら死ぬ場面で、背景に流れる曲が杏里の「キャツアイ」なのは、無神経なのかギャグなのか?ここは理解に苦しむ。
だけど大原麗子当時37歳、首回りのたるみも目立つ熟女だが、はっとするほど美しい。
そういえば、健さん初のテレビドラマシリーズ「あにき」で兄妹役で共演してたな。
健さんと田中邦衛は私生活でも仲良しらしいので、二人の絡みは健さんの素が出ている。
冒頭の邦衛との絡みは、ホントに仲の良い仔犬がじゃれてるようだ。
大滝秀治(当時58歳)が劇中で石野真子を嫁にしている?!石野真子は当時、長渕と離婚したばかりの当時23歳だが、めちゃくちゃかわいいくて、10代に見えるので、犯罪だー!ホントは羨ましいけど。
左とん平が麗子の旦那。抑えた演技で好演。
気になるところは、大した証拠もないのに6日間も健さんを拘留する警察は無能では?
失踪した大原麗子が働くキャバレーはどう見て風俗。
小松政夫さんのパートは、どうしてもギャグコント風に見えてしまう。
伊丹十三扮する社長の行動は、鉄拳制裁が多くてほとんど暴力団。それに付随する殴る蹴るの効果音がタイミングを含めてヒドイ。コントか!
初代三菱パジェロに乗った健さんと邦衛が、川の中を爆走!環境破壊だ!
全体的には降旗康男監督の正統派の職人芸と木村大作キャメラマンの映像はさすがの素晴らしさで楽しめます。